7月17日、2025年度第1回中同協障害者問題委員会が新潟で開催され、19同友会と中同協から38名が参加しました。
議題の中では、新年度の正副委員長体制や、今年10月9~10日に開催される第23回障害者問題全国交流会in青森(障全交)の準備状況などを確認しました。その後の活動交流では、参加した各同友会から特徴的な活動などが紹介されました。
続いて、中同協障害者問題委員長の高橋正志氏が問題提起を行いました。高橋氏は障害者問題委員会と障全交の歴史を解説しながら、障害者問題は「経営の原点」に立ち返る問題であり、人間尊重の経営を掲げる同友会だからこそ取り組めるテーマであることをあらためて確認しました。
実践報告は、(株)WithYou代表取締役社長で、新潟同友会ソーシャルビジネス部会長の小林俊介氏が登壇。幼少期の原体験を振り返りながら福祉の世界に関わることになった歩みを紹介し、障害者を取り巻く環境改善に取り組み続けている事例が語られました。
その後は「同友会だから・中小企業家だからできる人を生かす経営の実践とは。それを当たり前にする提言とは」をテーマにグループ討論を行い、「ちがいや特性を理解し、対話して向き合うことが人を生かす経営の第一歩になる」「福祉の視点だけでなく企業家として経営面を重視することも重要」などの意見が出されました。最後に、障害者問題副委員長の大植栄氏が「地域の社会課題を各社が事業を通して解決することが重要」とまとめを行い、閉会しました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 8月 5日号より









