全国支部長インタビュー 第35回 
自らが考えて行動する組織づくりをめざして 
静岡同友会・伊東支部 野村 勝也支部長((株)野村商店代表取締役社長)

 全国の支部・地区を紹介する連載企画「全国支部長インタビュー」。第35回となる今回は、静岡同友会・伊東支部(野村勝也支部長)の取り組みを紹介します。

伊東市から始まり伊豆地域に広がる

 伊東支部は現在会員数31名であり、伊東市のみならず、近隣の市町村の熱海市、函南町、伊豆の国市、伊豆市、河津町と広いエリアの会員で構成されています。元々は伊東市のメンバーで活動していましたが、SNSなどの情報発信により近隣市町からも入会者が増え、現在のようになっています。1996年に御殿場支部の協力のもと設立し、私が第8代支部長です。

委員会活動を展開し地域づくりにも取り組む

 近隣支部に学び組織づくりにチャレンジし、今年度から支部内に例会企画委員会、組織増強委員会、広報渉外委員会を設置しました。

 例会企画委員会は「我が経営を語る」を基本に報告&グループ討論形式の例会を運営します。組織増強委員会は仲間づくりとして新入会員の勧誘、入会3年未満会員のフォロー、移住者の方などへのアプローチを考え、取り組んでいます。 広報渉外委員会は支部活動のSNS発信などの広報活動を行い、今年6月には「ING(ITO NEXT GENERATION′s)」という地元企業に勤める若手社員の異業種交流会を伊東商工会議所と共催で企画・運営しました。伊東市では、地域に就職したのに世代の壁があり悩みを相談できない、また首都圏へ戻ってしまうという地域課題があります。この交流会や研修を通じて、同世代の仲間ができ、さまざまな交流が生まれ、お互いが切磋琢磨(せっさたくま)する環境をつくりたいと考えています。地域に戻ってきた、また新たに入ってきた若者と共に育つ、見守ることも地域づくりの一環と考え、取り組んでいます。

楽しく前向きに活動して選ばれる支部に

 私が入会した9年前は会員が10数名で、家族的な雰囲気があり先輩方にいつも目をかけていただきました。そういった家族的な要素を残しつつ、組織的に支部運営を変革しています。経営課題や地域課題、県の動き、支部の動きも「見える化」して、自分事として会員それぞれが役割を自覚し、仲間づくりを意識して行動します。引き続き支部長の私が先頭に立ち、会員と共に増強活動を地道にコツコツ実行し続けていきます。経営者仲間や地域に選ばれるよう、会員のわれわれ1人1人が楽しく前向きに切磋琢磨して活動していきます。

「中小企業家しんぶん」 2025年 8月 5日号より