徳島同友会は7月18日、松葉秀介氏(松葉倉庫(株)代表取締役、静岡同友会代表理事)を招いて、「地域の成長と自社の成長は不離一体!~地域の課題、業界の課題、自社の課題の重ね合わせから見えてくるモノ・コト~」をテーマに中小企業の日5支部合同特別例会を開催しました。当日は、ふれあい健康館を会場に45名が参加しました。
松葉倉庫のある藤枝市では、EC市場が右肩上がりに成長している一方で、人件費の上昇や規模の偏りから中小物流企業の収益は圧迫されつつあります。2005年ごろからは次世代人材育成や地域振興の必要性が叫ばれるようになり、2014年ごろからの条例制定の活動を経て、2016年12月に「藤枝市地域経済を支える“がんばる中小企業”振興基本条例」が制定されました。企業がどう主体的に関わるかが問われる条例です。
松葉氏は商工会や同友会会員同士、社内でも課題を出し合うことで、企業が直面する経営課題=地球・社会・地域が直面する課題だと気づきました。また、同友会の3つの目的のうち、1番目に「よい経営環境をつくろう」を置くと、行政への要望・提言ではなく、自社が何をできるかを考えることができ、ニーズやチャンス、具体的な目標が見えてくると語りました。
その一例として人口問題への取り組みがあります。少子高齢化、地方の人口減少、なり手不足の課題に対し、人材確保、安心して働ける環境づくりとして、企業主導型保育園「まつの実」を開園しました。
現在も物流の2024年問題、人材不足、賃上げ、トランプ関税など、問題が山積しています。松葉氏は、これらはピンチなのか、チャンスなのかを問いかけることが出発点だと強調。「地球サイズからの落とし込み、未来からの逆算」をして自らの課題につなげています。
最後に、経営者として、企業としてあるべき姿、めざすべきあり方の原点に同友会理念があると締めくくりました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 8月 15日号より









