同友エコ2024―2025受賞企業を紹介する本連載。今回は、奨励賞を受賞した(有)ジャックスクリーン(大阪同友会会員)の取り組みを紹介します。
今岡氏は1994年10月に実父の経営するシルクスクリーン会社から独立し、屋外広告物を中心に扱う(有)ジャックスクリーンを29歳でスタートさせました。
創業当時はシルクスクリーンを扱う業者が珍しく、しかもいち早くMacを導入していたこともあり、仕事も順調に来るようになりました。しかし創業10年目の時に経営危機に陥り、友人の紹介で同友会に入会しました。
セミナーで経営理念を作成する中で、看板を制作する仕事は企業の宣伝だけではなく、命や環境、人々の暮らしを守るインフラであることに気づきました。また、今までベテランばかり採用してきましたが、「この仕事を持続していくためには若い人の雇用が必要だ」と痛感し、若者採用と教育に積極的に取り組んできました。
エコアクション21を社内変革のきっかけに
今岡氏は日常的に、この仕事の社会的役割や価値、そしてプロとしての自覚を伝えているつもりでしたが、社員には十分に伝わっていないと日々感じていました。
あるとき、同友会で西岡化建(株)のエコアクション21の取り組み事例の勉強会に参加しました。報告の中で、エコアクション21を通して社員さんの仕事に対しての誇りが高まり、他社との差別化ができた話を聞いて「これだ」と確信し、すぐにエコアクション21スクールに申し込みをしました。
若い人が企業風土をつくってくれた
エコアクションに取り組むと宣言したとき、ベテラン社員の反応は正直よくありませんでした。しかし、若い人が素直に取り組んでくれたおかげで、ベテラン社員もやらなければいけない雰囲気になったのです。
いつの間にか、ゴミの分量を量ったり、誰もいない部屋の照明を消したりするようになり、社員のアイデアでゴミを分別して業者へ持ち込み、リサイクルプラスチック原料にする仕組みもつくりました。また自動車燃料や水道数の削減など、できるところから取り組むことで、職場内で自然とお互いに「声掛け」ができるようになりました。
集団から組織へ
今までは各自が自分のペースで仕事をしている職人集団でしたが、エコアクション21をチーム制で取り組むことで、自ら考え、行動し、コミュニケーションが取れる風通しのよい会社に変化していきました。
これからも環境経営に取り組みながら、「この仕事をしてよかった」と誇りに思える「共に 創る 未来」を進めていきます。
会社概要
設立:1994年
従業員数:15名
事業内容:サイン工事、屋外広告物、企画・設計・施工、別注金属加工製品、別注木工製品
URL:https://jacscreen.com/company/
「中小企業家しんぶん」 2025年 9月 5日号より









