全国の支部・地区を紹介する連載企画「全国支部長インタビュー」。第36回となる今回は、新潟同友会・三条支部(神田晃支部長)の取り組みを紹介します。
支部の紹介
三条支部は、金物や燕三条地域のものづくり文化を背景に、製造業のみならず、デザイン業、理美容業、士業(弁護士・税理士・社労士など)、卸売業、菓子製造・販売業、保険業、建設業、非営利活動法人(NPO)など、多様な業種の中小企業が集う活気ある支部です。地域に根ざした「横のつながり」を大切にし、先代支部長時代からの「敷居は低く、間口は広く」を合言葉に、勉強熱心な方から、時折顔を出す方まで、誰もが気軽に参加しやすい雰囲気を維持しています。支部が学びや経営改善だけでなく、経営者としての居場所や仲間を得られる場となるよう意識し、自然体で活動できる組織をめざしています。
支部長の紹介
私は建築板金業を営んでおり、同友会にはJC卒業後に入会しました。ここで出会った仲間と経営について本音で語らう中で「経営者が自然体で学べる場」の価値を実感しました。支部長として大切にしているのは、建設業(大工さん)でもある先代の支部長から引き継いだ「気軽に参加できる支部づくり」=「敷居は低く、間口は広く」です。経営者は孤独に陥りがちですが、虚勢を張らずに本音を語れる仲間の存在は何よりの支えとなります。私自身も「人を生かす経営」を学び続ける中で、経営指針や人材育成の重要性を痛感しており、その学びを地域と企業の成長に還元していきたいと考えています。
仲間づくりの取り組み
三条支部の仲間づくりは「満足してもらえる支部であること」が基本です。おいしいラーメン店を自然と人に紹介するように、会員が「この会はいい」と感じれば自然に仲間は増えていきます。特に増強活動はしておらず、会員が安心して居られる支部をつくることを心がけています。そのため、入会や例会参加を強制したり無理強いすることはなく、ゲスト参加の方には「また気軽に遊びに来てね」と声を掛けます。入会後には悩みを聞き、委員会や研修を紹介するなど、自然な形で支え合える関係づくりを大切にしています。結果として退会の少ない支部となり、自然に仲間が増えていくことにつながっています。
「中小企業家しんぶん」 2025年 9月 5日号より









