障害者雇用委員会は8月7日、ホテルメトロポリタン高崎を会場に「障害者雇用委員会10周年記念式典」を開催しました。委員会発足10年の節目となる本式典には、これまでの障害者雇用フォーラム(過去10回開催)で登壇した報告者をはじめ、近県同友会の障害者関連委員長や県内の特別支援学校、各支援機関から約70名が集まりました。
記念式典では、群馬県産業経済部労働政策課・齋藤慎一課長、群馬労働局職業安定部・水野憲一部長より祝辞が述べられたほか、委員会設立から10年の振り返りを生沼初代委員長が務め、黒岩前事務局長との文字通り二人三脚での船出を振り返るとともに、活動の幅が広がりメンバーも増えた委員会への期待を語りました。また、今後の10年に向けて石原委員長が決意表明を行い、「小さな配慮が大きな自信につながる。その積み重ねが組織に好循環をもたらす」として、改めて人を生かす経営の実践を誓いました。
講演会では、横浜市立大学・影山摩子弥名誉教授が「なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?」とのテーマで講演し、中小企業が抱える人手不足とイノベーションの課題を障害者雇用が解決するとの指摘に加え、障害者が多様性と心理的安全性を職場にもたらすことで、健常者の労働生産性まで高まり、企業全体の業績が向上する具体的事例を多数紹介しました。
講演後のグループ討論では「中小企業ならではの柔軟性は障害者雇用にどう活かせますか?」とのテーマで意見交換が行われ、「直接雇用だけでなく、就労支援へのアウトソースや多様な関わり方がある」「障害者雇用が健常者社員のグレーゾーン特性把握につながる可能性がある」といった意見が発表されました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 9月 15日号より









