共に生きるみらいへ~青い森から手を携え、新しい世界へ踏みだそう 
第23回障害者問題全国交流会in青森

 10月9~10日、「共に生きるみらいへ~青い森から手を携え、新しい世界へ踏みだそう」をテーマに第23回障害者問題全国交流会(略称:障全交)が青森で開催され、43同友会と中同協から559名が参加しました。

 1日目は、「『労使見解』50年」「共に学ぶ、共に生きる、共に育つ」などをテーマに5つの分科会に分かれ、経営者の実践報告やパネルディスカッションなどから学びました。その後の懇親会では、青森の食事を囲んで参加者同士の交流を深めました。

 2日目全体会は、はじめに青森同友会代表理事の三浦克之氏が開催地あいさつを行い、来賓を代表して青森県知事の宮下宗一郎氏があいさつしました。その後、中同協障害者問題委員長の高橋正志氏が主催者あいさつと問題提起を行い、各分科会の座長から分科会報告が行われました。

 記念講演は、「盲目の津軽三味線奏者・高橋竹山の軌跡に学ぶ~0から1を生み出す音楽『家』と中小企業『家』~」をテーマに(株)東奥日報社執行役員八戸支社長の松林拓司氏が登壇。新聞記者として取材を続けてきた松林氏から、初代高橋竹山が津軽三味線の第一人者となるまでの道程やエピソードなどが詳細に語られ、講演後には初代高橋竹山の孫弟子にあたる高橋竹春氏が津軽三味線の生演奏を行い、会場は大いに盛り上がりました。

 最後に、中同協人を生かす経営推進協議会代表の加藤明彦氏が「経営者の姿勢が変わり、社員が気づくことで会社が変わる。障全交の学びを各社で実践しましょう」とまとめ、次回開催地の神奈川同友会が閉会あいさつをして、2日間の障全交が幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 10月 25日号より