同友会運動の10年ビジョンに向けて 明確な目標設定で5万名会員達成を 
2025年度第2回中同協幹事会

10月15日、都内にて2025年度第2回中同協幹事会が開催され、45同友会と中同協から150名が参加しました。

冒頭、広浜泰久・中同協会長が「今年は全国交流会が多く開催されているが、これだけ幅広い運動を展開しているのは同友会ならでは。同友会運動の方向性の正しさを実感する機会も増えており、その誇りを持ちながら使命を果たしていきたい」と開会あいさつを行いました。

第1部の議題では、初めに今年7月に開催された中同協第57回定時総会(神奈川)のまとめを承認しました。続いて、今年開催された全国行事などの実施報告および今後開催予定の行事の概要などを確認。また、新しいステージにおける同友会運動の今後の課題の整理や、9月22日に締結されたICOSA(NPO法人アジア中小企業協力機構)との連携協定についても報告されました。

第2部では、中山英敬・中同協幹事長が「5万名会員推進と各地における増強目標の設定に関して」をテーマに問題提起を行い、各同友会がどのように会勢目標を設定しており、どれだけ実効性のある数字になっているか、また全国の会勢目標をどのように設定するべきかを検討したいと呼びかけました。

問題提起を受けて実施したグループ討論では、「長期ビジョンを策定して毎年の会勢目標を設定している。数字の根拠を示し、なぜ増強が必要なのかを伝えることが重要」「熱意を持って明るく活動したい」といった意見が出されるなど、活発な議論が行われました。

最後に、立石克昭・中同協副会長(中国ブロック)が「会員に全国行事などへの参加を促し、同友会の深さと高さを見せること。地域に開かれた中小企業づくりが新しいステージの同友会運動につながる」とあいさつを行い、閉会しました。

次回は新春幹事会として2026年1月に東京で開催されます。

「中小企業家しんぶん」 2025年 11月 5日号より