40年の歴史を礎に次の10年を展望する 創立40周年記念式典を開催(山形)

 11月6日、山形同友会は「創立40周年記念式典」を開催し、24名の来賓と東北各地同友会の役員を含め250名が参加しました。

過去最高会勢で迎えた当日は、40年の歩みと支部・委員会・部会が3年をかけて取り組んできた10年ビジョンを掲載した記念誌を配布し、次の10年に向けた展望を明らかにしました。冒頭、菅原茂秋・代表理事が山形同友会の歴史をつくってきた1人1人の会員と関係機関の方々に感謝を述べた後、「ビジョンをもとに地域課題解決・雇用創出・企業価値向上に取り組んでいこう」とあいさつしました。

 記念式典では高橋徹・山形県副知事、井上貴至・山形市副市長が祝辞を述べた後、会歴20年と30年以上の会員への表彰が行われました。表彰者を代表してあいさつに立った半澤清彦氏((株)半澤鶏卵代表取締役)は「30歳で家族経営の頃に入会。大手の参入で卵の価格競争が激しいとき、『どんなに環境が厳しくとも経営を維持発展させる責務がある』という労使見解の一節を胸に卸業から加工卵の製造、卵の生産にも取り組み、アンテナショップ・養鶏場など7拠点となった。同友会と共に歩み、今がある」と振り返りました。

 続いて、設立準備段階から長年にわたって支援を続けた国吉昌晴氏(中同協顧問)に感謝状が贈られ、「同友会運動の輪を山形県内全市町村に広げてほしい」と期待を込めたメッセージが述べられました。

 記念講演では、山本尚史・拓殖大学教授が「中小企業から切り拓く『山形』の未来」と題して講演。持続可能な地方分散型の未来に向かうには地域内の経済循環を高める必要があるとし、「企業変革支援」「中小企業振興基本条例」「エコノミックガーデニング」で地域内新結合を進めることを提起しました。

 その後、全県、6支部、5委員会、3部会が、人口減少や地域課題が山積する中で自分たちはどうあるべきかを議論し合って描いた10年ビジョンを力強く発表しました。

 祝賀パーティーでは、各支部自慢のお酒が振る舞われ、未来への決意を込めたビジョンの実現を誓い合いました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 12月 5日号より