全国支部長インタビュー 第41回 
任せて信じる組織経営と支部活動 
宮城同友会・泉支部 四釜 喜愛支部長(社会福祉法人想伝舎 理事長)

 全国の支部・地区を紹介する連載企画「全国支部長インタビュー」。第41回となる今回は、宮城同友会・泉支部(四釡喜愛支部長)の取り組みを紹介します。

泉支部の特色

 宮城同友会には現在17の支部があり、泉支部は仙台市の北に位置する泉区にある会社を中心に構成され、現在108名の会員がいます。泉支部として今期活動したのは、毎月の昼例会のほかに、ランチ会(ミニ例会)、他団体とのゴルフ会などさまざまあります。新しく取り組み始めた活動としては「夜のwelcome泉支部」があります。 毎月、第1月曜日の20時からZoomで開催。昼例会に参加できない会員が夜の例会には参加していたり、自身の近況や悩みなどをざっくばらんに語り合ったり、昼例会とはまた違った雰囲気です。SNSでの発信を通じ、他県の会員が参加することもあり、どんな形でも会活動に関わり続けてほしいと考えています。

支部長の紹介

 当社は40年前に両親が創業し、「食べ物と健康を考える」をコンセプトに12畳1間の無認可保育園「しかまベビーホーム」からスタートしました。現在は2つの幼保連携型認定こども園と、障害者の自立支援事業、放課後等デイサービス事業を展開しています。2012年に同友会へ入会し、2015年に経営指針を創る会を受講しました。

やってみないと分からない

 2025年度から支部長を拝命しています。その忙しさに驚きましたが、やってみて初めて分かることばかりです。会社が成長すればするほど、どうやったら「ワクワク仕事ができる組織」をつくれるかが重要だと思っています。これは同友会活動も同じだと感じています。任せて信じることに重きを置かないと組織は大きくなりません。地域のために、お客さまのためにどうしたらいいかと考えるモチベーションを組織内につくるにはトップは何をすればいいか。支部長はその「問い」に対する絶好の模擬実験の場です。まずやってみる。出てきた提案に対して「いいねー、それ!」とポジティブに受け止める。自分の行動が結果につながると信じてやってみるしかない。結果はすぐに出るわけではないですが、行動しなければ結果は出ません。

 自社経営を振り返ると、10年前に創る会を受講したときは3800万円の売り上げ規模でしたが、2024年度は3億5000万円の売り上げに変化し職員数も約8倍に。同友会活動が自社の成長発展につながっていると感じている人が周りに多いと思いますし、自分もそうでありたい。失敗も多いですが、変化を追い求め、成功体験を少しでも作ることが変化の第一歩です。

「中小企業家しんぶん」 2026年 2月 5日号より