岡山同友会は、1月28日に2026新春経営講演会を開催しました。当日は会員企業の社員やオブザーバー、金融機関などを含め約400名(オンライン参加含む)が参加しました。
本講演会は、1988年に初めて開催した「新年名刺交換会」以来、岡山同友会が1月の恒例行事として継続して開催しているもの。
今年は神戸化成(株)の村川勝社長(兵庫同友会代表理事)を講師に迎え、「人が育てば、会社は伸びる~肥沃(ひよく)な大地に果実は実る」の表題で同社の経営実践の報告に耳を傾けました。
天然由来の食品添加物などの製造販売を手掛ける同社は、原料の調達先だった商社の事業撤退を機に中国との取り引きを始め、利益率を大幅に向上させました。同時に販路拡大や、DX化による顧客管理と生産性向上にも積極的に取り組み、業績を拡大していきました。
村川氏は「それらを支えたのは社員」と話し、「水は賃金、太陽はやりがい。しかし土壌がよければもっと大きな花が咲く。経営者には、社員が根を張って力を発揮してくれる組織風土を構築する責任がある」と語りました。そして、社員1人1人が存分に能力を発揮するには経営指針と評価制度を連動させることが不可欠と述べ、計画を達成すると自分たちの給与にどのように影響するのかを明示する必要があると強調。財務指標や生産性に対する社員の関心を高めるためにも経理公開が欠かせないことを説きました。
また同社の新入社員研修では「働くことは、世の中から受けた恩を社会にお返しすること。そしてその過程を通じて人間的に成長すること。その結果としてお金をもらうことができる」「人間力を向上させるために会社を利用してほしい」と伝えていることなどを紹介しました。そして何よりも経営者自身の力量と人間的魅力が最も重要だと指摘し、採用には社員の人生を預かる覚悟で臨み、「この社長ならついていきたい」と思ってもらえれば社員は必ず成長すると説きました。
最後に、「会員増強は私たちにとって最大の地域貢献。同友会で学び、よい会社にして地域を活性化しよう」と呼びかけました。
「中小企業家しんぶん」 2026年 2月 25日号より









