組織のさらなる活性化と一貫した学びの場の提供を 
第44回定時総会開催(三重)

三重同友会の第44回定時総会が、4月22日にアストホールにて開催され、51名が参加しました。2025年度の活動・決算報告、2026年度の活動方針・予算などが審議・承認されました。また、これまで西村信博氏、平松洋一郎氏の両名が代表理事を務めていた体制を、平松氏1名体制に移行しました。

2025年度は、プレ報告の導入などにより例会の質向上への意識が浸透した一方、会員数の減少や参加者の二極化が課題として残りました。2026年度は「組織のさらなる活性化と、一貫した学びの場の提供」を基本方針に、例会運営の見直しやコンテンツのアーカイブ化、事務局員の待遇改善、新設の「仲間づくり部会」を中心とした会員増強に取り組みます。

総会後には、(株)中野牧場3代目・中野大樹氏(北海道同友会)による記念講演が行われました。中野氏は経営を引き継いだ当初、社員が一斉に退職するという危機に直面します。同友会の研究会に飛び込み「何のために経営するのか」を問い直した末に生まれたのが、「人のため、牛のため、自然のため」という理念でした。その後は役割を明確化した「全員経営」の仕組みを構築し、社員の家族を招く「経営指針発表大会」を開催するなど、理念の浸透に独自の工夫を重ねてきました。「社員の家族が『いい会社で働いているね』と言ってくれる会社をめざす」という言葉は、参加者1人1人の胸に深く刻まれました。

自社の理念と向き合い、仲間と共に学び続けることの大切さを改めて感じる、充実した1日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2026年 5月 15日号より