【代表理事に聞く】
「誰のための経営か」を問い直す 地域に根ざし、共に成長する 
(株)オグネット 代表取締役 小串 康博氏(大分)

 各同友会の代表理事による連載「代表理事に聞く」。今回は小串康博氏((株)オグネット代表取締役、大分同友会)の実践です。

今回「代表理事に聞く」というテーマで寄稿の機会をいただき、大変光栄に思います。

私は大分市で自動車関連事業を営んでおり、ダイハツの新車を中心に各メーカーの新車・中古車の販売、運輸支局指定の車検整備工場を経営しています。

地域に根ざしお客さまから必要とされ、自動車販売や自動車整備を通じて安心と信頼を提供できる会社をめざしています。

単に車を販売するだけでなく、その後のカーライフ全体を支える存在でありたいと考え、品質と誠実な対応を社員一丸となり、日々の業務に取り組んでいます。

同友会に入会したのは2010年、入会歴は16年です。同友会での学びでまず取り組んだことは、経営理念の作成でした。その後は社内規定の見直し、社員共育、障害者雇用など、同友会の学びを実践しながら少しずつ会社に変化が見られるようになりました。

同友会での学びを通じて、自社の働き方を見直し、これまでの火曜・水曜休みから土日休みへと変更しました。お客さまの来店ニーズや社員の働きやすさを改めて考えた結果、より時代に合った体制へと転換しました。社員からは家族との時間が増えたという声もあり、社員満足度の向上にもつながっています。経営者としての気づきを行動に移すことの大切さを実感しています。

同友会での学びをきっかけに、業界に先んじた取り組みとして土日休みを取り入れた理由は「誰のための経営か」を問い直した末の決断です。経営者にしかできないことを実践することこそ、同友会での学びの実践です。

 私が所属する大分同友会は、地域に根ざした中小企業経営者が集い、共に学び、共に成長する場です。各支部での毎月の例会や委員会活動を通じ、経営における課題や悩みを率直に共有し合える環境があり、実践的な学びの場として大きな価値を持っています。会員同士が互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、それぞれの企業の発展だけでなく、地域経済の活性化にも貢献しています。

今後も、自社の発展はもちろんのこと、同友会運動を通じて大分の地域全体の活力に寄与していきたいと考えています。大分に「よい会社・よい経営者・よい経営環境」を実践できる仲間を1社でも増やし、次の時代を担う企業づくりに取り組んでいきます。

会社概要

設立:2009年5月
資本金:300万円
従業員数:6名
事業内容:自動車販売
URL:http://www.ogunet.net/

「中小企業家しんぶん」 2026年 5月 15日号より