戦後80年が過ぎ、平和を巡る問題がクローズアップされています。本連載では、全国の戦争遺跡や平和を祈念する資料館を紹介します。
1970年代、「東京空襲を記録する会」は、空襲・戦災に関する資料や証言などを収集し、東京都に公立資料館の建設を求めてきました。都は建設計画を立てましたが、1999年に凍結状態に。「記録する会」は集めた資料を守り、空襲を語り継ぎ、学び合う施設を設立するため、民間募金を呼びかけました。4000名を超える協力を得て、2002年3月9日、民立民営の当センターが開館し、作家の早乙女勝元氏が初代館長に就任しました。
その後も、募金によって増築、リニューアルを重ね、2019年には歴史学者の吉田裕氏(2026年「朝日賞」受賞)が新館長に就任し、さらなる施設の充実に尽力。館内では、1階の映像・講和室や、空襲に関する書籍・絵本の本棚、2階展示室(戦時下の日常生活、空襲の惨状写真・被災品、空襲体験者の証言映像などを紹介)を通じて、豊富な資料から学ぶことができます。
昨年度の来館者は1万3380名で、全国から修学旅行生などが学習ツアーで訪れます。中同協第51回定時総会(2019年、東京)の見学分科会では当センターを見学。早乙女勝元氏(当時名誉館長)を講師に迎え、「平和と企業経営について考える」を学びました。
(休館日:月曜日、年末年始、10時30分~16時開館 入館料:一般300円、中・高生200円、小学生100円 都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線「住吉駅」よりタクシー5分 TEL:03―5857―5631 https://tokyo-sensai.net/)
「中小企業家しんぶん」 2026年 8月 15日号より










