学生との対話から中小企業の魅力を発信 
地域の未来を共に考える共催例会(茨城)

 茨城同友会では、中小企業魅力発信月間の取り組みの一環として、7月29日、水戸支部・共同求人委員会・茨城大学グローバルエンゲージメントセンターとの共催により、茨城大学水戸キャンパスで例会「多様な人材と共に育つ中小企業経営」を開催しました。大学教授、学生13名、会員21名が参加し、中小企業の魅力や地域で果たす役割について、共に考える機会となりました。

 例会では、中小企業における人材育成や組織づくりの実践について報告が行われた後、学生・大学教授・会員が「みんなが輝く会社づくり」をテーマにグループ討論を実施しました。学生は、地域にどのような企業があり、経営者がどのような理念や想(おも)いを持って経営しているのかを知り、会員は、若い世代が働くことや企業に対して抱いている率直な考えに触れました。世代や国籍、立場の違いを越えて意見を交わすことで、中小企業を取り巻く環境や企業に求められる役割について、多様な視点から考える機会となりました。

 今回の共催を通じ、学生と地域企業が出合うだけでなく、教育機関と中小企業が継続的に関わることの重要性も見えてきました。一方、今回の連携はグローバルエンゲージメントセンターとの共催であり、ここから大学全体との包括的な連携へどう広げていくかが今後の課題です。

 今回生まれたつながりを一過性のものにせず、教育機関との継続的な連携を通じて、中小企業と若い世代との接点をさらに広げることが重要です。学生が在学中から地域企業や経営者と関わり、共に地域について考え、協働できる機会をつくることで、地域にどのような企業があり、そこでどのような人が、どのような想いで働いているのかを知る機会も増えていきます。その積み重ねが、中小企業への関心を高めるだけでなく、若い世代が地域とのつながりを持ち、「ここに残りたい」「これからも関わりたい」と思える地域づくり、そして地域企業の活力につながる取り組みとなることをめざしていきます。

「中小企業家しんぶん」 2026年 9月 25日号より