歴史と理念を学び、運動の全体像を捉える 
2026年度第3期中小企業家同友会事務局アカデミー第1講・第2講開催

10月8~9日、2026年度第3期中小企業家同友会事務局アカデミー第1講・第2講が東京で開催され、7同友会と中同協から19名が参加しました。

1日目の開講に当たって、佐藤紀雄・中同協専務幹事が「事務局員にとって、運動の全体像を知り、歴史と理念を学び続けることは必要不可欠です。共に学んでいきましょう」とあいさつしました。

第1講「中小企業運動論と同友会運動」では、神奈川大学名誉教授の大林弘道氏が登壇。大林氏は国内外の中小企業運動や同友会運動の歩みを説明したうえで「同友会運動は戦後の中小企業運動の伝統と成果を背負った極めて稀有(けう)な運動です。事務局員の皆さんもこの運動をさらに前進させてほしい」と語りました。その後のグループ討論では、同友会運動とは何かについて活発に意見交換を行いました。

2日目は、松井清充・中同協参与が第2講として「同友会の歴史と理念、同友会運動、人を生かす経営」と題して講義を行いました。松井氏は世界と日本の歴史をひもときながら、同友会運動がどのように生まれ何を変えてきたのかを説明。企業経営を通じて働く場と仕事をつくり、全ての人が幸せに暮らせる地域をつくることこそが重要だと指摘しました。続いて実施したグループ討論では、同友会理念とは何かをテーマに意見交換し、「地域に働く場をつくる経営者を1人でも増やす同友会運動を進めることが重要だと感じた」「運動と活動の違いを意識し、3つの目的の総合実践を進めていきたい」といった意見が出されました。

最後に、座長を務めた内輪博之・中同協事務局次長(中日本ブロック)が「事務局員は常に目的と理念に立ち返り、主体者として活動を運動としていきましょう」とまとめ、閉会しました。

次回のアカデミー第3講・第4講は、11月26日に地域づくりや経営指針をテーマにオンラインで開催する予定です。

「中小企業家しんぶん」 2026年 11月 5日号より