企業を変え 地域を変える火種に

九州・沖縄ブロックの結束力で会員増強

 ブロックごとの代表者会議の中から、九州・沖縄ブロックの会議での各同友会の発言を紹介します。今年度の会員増強目標の達成をめざし、例会の充実を中心にした組織の活性化、各地域における同友会への期待の高まり、などの発言が相次ぎました。 座長を務めた長井・中同協副会長から鋭く増強目標を確認する1幕もあり、ブロック内の強い結束力という伝統を生かし、励ましあい、競いあいながら会員増強に取り組もうという雰囲気にあふれた会議となりました。

【沖縄】政策要望の延長に憲章行政との懇談重視

 支部長のレベルアップをはかり、感動と魅力ある例会作りにさらに力を入れます。中小企業憲章学習運動が支部でも始まりました。県に対する政策要望の延長線上に憲章があると位置づけ、行政の担当者との懇談を重視します。

 2010年1250名をめざして今年度は1100名を達成します。

【鹿児島】空白地域で出前例会

 イオンの進出で経済の流れが変わろうとしており、地元商店の危機感は大きい。今年度は、自社の存在価値・強みを知る活動を重視、例会の準備に力を入れ、その過程で役員が育つようにします。

 鹿児島市以外での増強をはかるため、空白地域での出前例会を開始、今年度は400名達成をめざします。

【宮崎】早期に400名超え、宮崎の火種に

 各支部でのテーマ別学習会活動、経営指針をつくる会、と例会を補完する会員の学びあいの場ができつつあります。7月には、昨年に引き続き県庁職員と同友会会員によるグループ討論を交えた懇談会を行います。インターンシップで宮崎大学の事前学習講座を受け持ったりと、まさに宮崎県の火種になろうとしています。

 5月には54名の県北支部で100名参加の例会を行い、今期中に100名の支部にと燃えています。この動きを他支部にも波及させ、早期に400名を超えるようにしたい。

【大分】役員研修で「労使見解」と経営指針が一体に

 例会は3カ月前から準備をして充実をはかり、増強につなげたい。5月に熊本で行われた中同協役員研修会のおかげで、「労使見解」(中同協「中小企業における労使関係の見解」)と経営指針を一体として考えられるようになりました。

 経営者と幹部社員が学ぶ共育塾は活動の柱になりつつあり、4期目は90名と盛況。将来は、経営フォーラムは支部のない地域で開催して、会員増強に結び付けたい。今年度末までに482名にします。

【熊本】09年の全研に向けグループ長養成

 理事自身が理事になってよかったと言える会にするために、理事会では毎回グループ討論し、理事は全員が経営理念の成文化を課題として取り組んでいます。2009年の全国研究集会開催に向けて、グループ長を養成していきます。

 大学、金融機関との関係も強化、行政との懇談会も開いています。2010年には1000名、今年度は600名をめざします。

【長崎】「労使見解」学習に力入れ、400名めざす

 いろいろな活動に取り組んできましたが、サロン的要素が少し強かったようです。会員数が減りましたが、これは商品に魅力がないから。昨年から例会を重視し、見直しをはかっています。とくに「労使見解」の学習には力を入れたい。

 5月の中同協役員研修会には14名参加したので、これを力に年度末400名を達成したい。

【佐賀】創立10周年、断固として200名達成へ

 中期的には500名会員をめざす構えで会員増強に取り組み、年内には断固として200名会員を達成したい。

 今年創立10周年を迎え、秋には記念行事「地方自治と中小企業」で各市長によるパネルディスカッションを計画中です。

【福岡】企業づくりと会員増強テーマに2500名へ

 2005年は改革元年でした。今年度は、「労使見解」を軸にした自立型企業づくりに力点を置き、学べる例会作りに取り組んでいます。正副代表理事会は、各企業を訪問して経営課題を議論しています。理事会のグループ討論も、企業づくりと会員増強が中心テーマ。今年度末は2500名をめざします。

「中小企業家しんぶん」 2006年 7月 5日号から