熊本同友会が大津町と環境保全協定を調印

「同友の森づくり」がスタート

 熊本同友会では、地下水涵養と環境保全を目的に、阿蘇郡西原村の俵山高原で「広葉樹の森づくり」に取り組むことになり、9月27日に土地を所有する菊池郡大津町と環境保全協定調印式と記者発表会を行いました。

 熊本同友会は昨年、農業・環境部会を設立。その中で、健全な地球環境だからこそ永続的な経済活動ができるのではないかという思いで、植樹による「同友の森づくり」を計画。当日は、家入勲町長と、熊本同友会から米村浩幸代表理事、津川康博代表理事、坂部龍也・同友の森実行委員会代表が協定書に署名。約50名の会員が、菊池森林組合の指導でクヌギ、山桜、山紅葉、コナラ計60本を記念植樹しました。

 協定は2019年3月までの約12年間。大津町が1万5000平方メートルを無償提供し、広葉樹5000本を植樹します。初回は来年4月に実施。2012年春までに植樹を終え、その後7年間は下草刈り等の保全活動を行います。

 坂部代表は、あいさつの中で「これから植える広葉樹が熊本の地下水をさらに潤し、地球温暖化の原因の1つである二酸化炭素の削減に貢献するとともに、全国の仲間に『同友の森づくり』の活動を知ってもらい、この運動を広げてゆく第一歩にしたい」と熱く語りました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 15日号から