田村地区(福島)

地元関係各界から大きな期待集めて船出

 1月27日、福島同友会9番目の地区「田村地区」が誕生し、迎賓館辰巳屋で設立総会が開催されました。田村市は、2005年3月に4町1村が合併して誕生した県内12番目の市で、人口は4万4000人。

 設立総会には、地元田村地区会員のほか、県内8地区の先輩会員役員も多数駆けつけ、地元各界の来賓を加え110名が出席、盛大に地区設立を祝いました。

 初代地区会長に就任した蒲生康博氏(秋田蒲生工業(株)代表取締役副社長)は、「県内1500名の仲間と共に良い会社、良い経営者、良い経営環境づくりに努力していきましょう」と力強く呼びかけました。その後、過足満雄理事長より蒲生地区会長に地区認証書と同友会旗が授与され、ガッチリと握手。

 来賓には、鹿股潔田村市助役、宗像公一田村市議会議長はじめ地元選出の国会議員、県議会議員、地元商工会会長、地元新聞社など各界から多数出席しました。

 記念講演会では、相良育男相談役常任理事が「念ずれば花開く~経営指針で会社は変わる~」のテーマで講演。同友会の多くの仲間に学び、経営指針をつくり、会社を変え、地域に無くてはならない会社にしていきましょうと熱く語り、参加者の共感を呼びました。

 地区誕生時の会員数が73名というのも福島同友会史上かつてないことですが、田村市、三春町、小野町の地元政財界を代表する14名もの来賓を迎え地区設立総会を開催できるのも過去に例のないこと。しかも、ほとんどの来賓がパーティーの最後まで中座することなく、地元会員や県内各地から参加した会員と名刺交換、熱心に歓談、交流を深めていたのも印象的でした。

 新生田村地区は、地元関係各界からの大きな注目と期待の中で船出しました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 2月 15日号から