【中同協第4回幹事会】新しい酒は新しい革袋に

中同協第39回定時総会議案など承認

同友会創立50周年全国総会は香川へ(7月5~6日)

 中同協第4回幹事会が6月4日、東京で開かれ、30同友会から66名が出席しました。会議では、7月5~6日に香川で開かれる中同協第39回定時総会の議案や予決算、役員候補名簿案、議事運営ルール等を承認。また、1600名会員を達成した香川同友会の会員増強運動の事例報告に学びました。

 冒頭、赤石中同協会長は、今期限りで会長を退任することを受けて、次のように開会あいさつ。拍手につつまれました。

 「同友会創立50周年で迎える今度の総会は、新しい半世紀の始まりです。『新しい酒は新しい革袋に入れる』ことが必要です。ぜひ、心配りのある総会にしたいと思います。

 私は、現役の中同協幹事としての28年間を今総会で終えることになります。これまで、求道者、伝道者たらんと自分自身に言い聞かせ、この間、全国で650回ほどの講師、報告者を務めてきました。長年ありがとうございました」。

 会議では、第35回青年経営者全国交流会(略称・青全交、9月13~14日、山口)の開催要項等についても承認されました。

 また、「香川同友会の増強運動に学ぶ」と題して、三宅昭二・同常任相談役が報告をしました。

自主的自発的に連帯意識で会員増強

香川同友会常任相談役 三宅 昭二氏

 会員増強の火がついたのは、50名が参加した昨年12月の一泊決起大会からです。これ以降、他同友会の経営指針運動などに学び、同友会理念にめざめた若手リーダーが核になり、全県増強デーを中心に爆発的に増強が進みました。

 自主的自発的な参加を大事にし、その場に出席できなくても、FAXや電話で参加してもらうなど連帯意識を持ちながら取り組めるように工夫。「増強ニュース」を機敏に出して、動きを早く知らせることも重要です。それによって、自分の増強運動での「位置」を知り、「これはいかんな」と思ってもらったら幸いです。

 今回の最大の成果・教訓は、リーダーの目の色が変わって「本気」になれば、まわりに広がっていくということです。今回は「1600名達成記念祝賀会」を設定、ホテル予約を入れ、県知事のアポイントを取り付けるなど退路を断って臨みました。人は理屈だけでは動かない。私は、意思だけでなく、感情の統一が大切だと言っています。今後、全国5万名会員達成に向け、励まし合っていきましょう。

全国総会は「おもてなしの心」でお待ちしています

 香川同友会では一昨年から実行委員会を立ち上げ、全国総会の準備を進めてきました。何より、会内の体制を強くしていくことに力を注ぎ、この2月には目標通り、会勢1600名を無事達成できました。

 総会当日は、全国からお越しの皆様を、弘法大師の「おもてなしの心」でお迎えしようと張り切っています。

香川同友会代表理事 川北 哲

「中小企業家しんぶん」 2007年 6月 15日号から