10年後の東京と経営を考える【東京】

10年後の東京と経営を考える

「産学公地域連携シンポジウム」を立正大学と共催【東京】

 今年創立50年を迎えた東京同友会では、第16回東京経営研究集会を「10年後の東京と経営を考える会」として開きます。東京近県や東京に支店のある会員の皆さんも一緒に考えませんかと参加を呼びかけています。

 一昨年に、文系大学との共催で、日本で初めて研究集会(2005年10月29日、立教大学にて)を行った東京同友会が、今年も、立正大学と共催で、東京経営研究集会を10月28日に行います。

 立正大学の中でも中心的役割を果たす経営学部は、1995年に、同友会会員を招いて「経営学特論」を開始し、13年を数えています。講座は、毎回300名からの学生が参加して、経営者の人生や経験といった生きた経営学を学ぶ機会になっています。

 参加した学生からは、「中小企業で働く意義を理解できた」と回答が寄せられています。また、実際に同友会会員企業に就職を決めている例も多々出ています。今回の経営研究集会共催は、これら産学交流の歴史が結実したものです。

 今年、東京同友会は創立50周年、立正大学経営学部は40周年を迎えました。そこで、今回の研究集会は、これからの50年100年の礎となることをめざし、通称を産学公地域連携シンポジウム「10年後の東京と経営を考える会」としました。

 現在抱える諸問題が、10年後、われわれの経営環境にどういう影響を与えるのかを、中小企業家劇「ある企業家の東京最後の選択~あの時、気づいていればよかった」(全体会)と13の分科会、そして交流プラザ特別分科会として、印刷関連、建設関連、食生活関連、アジア国際交流の4分科会など、いろいろな角度から探って行きます。業界別の企業展示ブースなどもあります。

 10年後、人間として、本当の豊かさを持った生活ができるようになるため、今、するべきことを、みんなで考えたいと思います。

 今回の研究集会の特徴は、参加費が無料であること。すべて協賛金でまかなう方式です。参加しやすいというメリットがありますので、近県の同友会や会員企業の支店のみなさんが参加しやすくなっています。10年後、経営がいかにあるべきか、論議をしませんか。

 *問い合わせ
  東京同友会事務局 TEL 03-5953-5671

「中小企業家しんぶん」 2007年 9月 15日号から