【宮城】中小企業の元気でもう1つの日本~全研成功に向け1500名会勢達成を

 宮城同友会では4月26日、午後1時から6時15分までという長丁場で、第34回定時総会を仙台ホテルで開催。総会議事に続いて、4人の代表理事によるパネルディスカッション「同友会と経営を車の両輪として」と、グループ討論が行われました。

 来賓として参加した村井嘉浩宮城県知事代理の商工経営支援課長・佐々木和好氏、仙台市経済局次長・熊川康弘氏、仙台商工会議所商工振興部長・伊藤均氏から祝辞が述べられ、内外からの期待の広がりを感じさせました。

 来年3月、仙台で開かれる「第38回中小企業問題全国研究集会」(以下、「全研」)の設営を担当する宮城同友会。今年のスローガンは、「よい会社と豊かな地域づくりは車の両輪 中小企業の元気がもうひとつの日本をつくる~幸せの見える社会づくり」。中小企業憲章、中小企業振興基本条例の学習、制定運動と全研準備を結びつけ、企業づくりと地域づくりに役立つ運動構築をめざしています。

 鍋島孝敏全研実行委員長は、2006年度の活動を振り返り、次のように呼びかけました。

 「昨年度の活動の中心は各支部地区で始まった『例会の改善運動』でした。報告者を問題提起者と位置づけた打ち合わせのなかで、自社の経営課題と重ね合わせながら真剣なかかわりあいをした役員が、グループ長としての役割を果たすと同時に、『この感動を伝えたい』と企業訪問などで参加を呼びかけるという取り組みが生まれ始めました」

 「全研開催も毎月の支部例会と別なものではなく、昨年度から取り組んでいる『例会の改善運動』の到達点にあるものです。全研までに150人のグループ長の育成を目指します。各支部地区で目標を持って取り組んでいただきたい」。

 また、今期から就任した五十嵐弘人組織活性化委員長からは、「会員訪問は宝ものがいっぱい詰まっています。お互いの結びつきを強めて、1人が1人の経営者に声をかけ、1500名の目標をやり遂げましょう」と呼びかけました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 5月 15日号から