地域を元気にするのはわれわれだ!【中国地方会員増強交流会】

日常的な増強と戦略的な増強の組み合わせが大切

鳥取県米子市で開かれた会員増強交流会

 「お互いの経験を交流し、励まし合い、活力を生み出そう」と2月10日、鳥取県米子市で中国地方会員増強交流会が開かれました。交流会には、中国5県と中同協から34名の役員、事務局が参加しました。そこでの主な発言を紹介します。

躍進岩手の経験に学ぶ

 交流会では他県の先進例に学ぼうと、岩手同友会の村松代表理事を招き、「一昨年4月の285名が現在422名に躍進したのは何故(なぜ)か」をテーマに学びました。

 岩手は5年前100名台の会勢の時、新事務局長を迎え、本格的な同友会づくりを始めました。「会社も同友会も同じ。トップが力を合わせ本気で組織づくりを進めよう」と3代表理事が意志統一し、昨年9月青全交を成功させ対外的にも注目される存在になったこと。村松氏は「600名で同友会大学を開設したい」と夢の一端も披露しました。

熱く語る組織目標

 続いて、5同友会が増強活動の特徴を報告。

 「中同協の緊急アピールを活用し、1人で悩まず同友会に相談しようと呼びかけている。県議会の振興条例づくりで同友会も意見提出した」(山口)

 「なぜ増やすのか、なぜ強くするのかの議論が大切。安定2500名の早期達成、10%の組織率3000名が目標」(広島)

 「昨年新たに吉備高原支部を誕生させ、今年は東備支部設立を予定。現在の675名を2010年1200名(5%組織率)としたい」(岡山)

 「自分たちが会の魅力の見本となること。そうでなければ増強はできない。昨年来の計画である支部づくりをやりあげ、150名を必達したい」(島根)

 「退会者を減らすため魅力ある例会づくり、労務・経理の講座も開設した。米子中心から鳥取にも会勢を伸ばし、140名を達成したい」(鳥取)

と、それぞれの県での組織づくりの思いを熱く語りました。

責任者の燃える情熱で目標達成を

 「情勢の厳しさに負けず、会員増強をどう進めるか」をテーマにグループ討論。

 交流会のまとめに立った三宅・中同協副会長は、次のように参加者を激励しました。

 「優れた経験に学ぶことは経営も会活動も同じで、これが同友会の良さ。日常的な増強と戦略的な増強の組み合わせが大切。中同協作成『会員増強の手引き』は大いに活用しよう。支部長は支部に、代表理事は県全体に責任を持つ。責任者の燃える情熱の持続で目標を達成しよう」。

「中小企業家しんぶん」 2009年 3月 5日号より