試される「人間尊重の経営」【中同協経営労働委】

若者の雇用で中小企業に期待

 1泊2日で行われた経営労働委員会には、16同友会と中同協から37名が参加しました。

 1日目は、「若者が長期に生活設計できる働き方を」と題して都留文科大学教授の後藤道夫氏、「中小企業だからこそできる多様な人材の活用」と題して(株)ローヤルエンジニアリング社長の河原8洋氏(東京同友会会員)が問題提起。グループ討論では、派遣切りなど「もの」として扱われ、傷ついている若者の状況などをふまえながら、厳しい雇用情勢の中で、人間尊重の経営を掲げる「労使見解」の実践がいま試されている、などと真剣に論議されました。

 2日目は、経営指針成文化運動交流会と中小企業労使問題全国交流会について、今年は8月20~21日、大阪で同時開催することを了承。「企業変革支援プログラム」については、冊子「ステップ1」の見本を提示しながら、3月27日に発行されることが紹介されました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 3月 15日号より