四国4同友会の連携進む【四国地方代表者・事務局長会議】

企業づくりに役立つ同友会とは

 昨年12月22日、「第2回四国地方代表者・事務局長会議」が高知市内で開かれ、四国地方の4同友会から全代表理事と事務局長あわせて13名が参加しました。

 会議では、各同友会の状況をそれぞれ代表理事が報告したあと、「企業づくりに役立つ同友会づくり」をテーマに全体で討論を行い、次のような意見が出されました。

 「相談室を設けただけではだれも相談には来ない。事務局長が相談室長と一緒に会員を訪問し、個別ケースに応じた具体的対応を行っている。『1社も倒産を出さない』というのが、単なるきれいごとのスローガンではないことを、支部のメンバーにも理解してもらえたのではないか」「企業変革支援プログラムがこの時期に出てきたことには意義がある。短期的に経営を改善するようなツールではないが、社員と協力協働できる社風をつくっていく上で非常に有効なツール。そういった社風づくりこそが、いざという時に力を発揮する」「このような時期だからこそ、お互いの失敗談を率直に話せる場が同友会には必要」「何より大切なのは、経営者としての覚悟、思い。厳しい時代だからこそ企業を発展させる、そんなチャレンジのできる風土づくりが必要」など。

 四国では、「四国地方連携交流会」を2005年に香川で開いて以来、高知、愛媛、徳島と開催、昨年10月には再び香川で第5回目の交流会を開くなど、企業づくりや同友会づくり、地域づくりで連携を強めています。

 今回の会議では、第6回交流会を9月に高知で開くことを確認するとともに、11月に愛媛で開かれる「第2回人を生かす経営全国交流会」、来年香川で開かれる「第6回中小企業地球環境問題交流会」も、4同友会が協力して取り組むことを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 1月 25日号より