英知結集し 新しい仕事をつくろう【山形】

全会員の力で山形青全交成功を

全研でのアピール

 今年、25周年を迎える山形同友会は、4月19日第26回定時総会を開催しました。

 第一部総会は、川合代表理事のあいさつで始まり、新年度方針(案)を松田代表理事が提案。菅原実行委員長が、「第38回青全交」の取り組みを提案し、山形開催の意義を、自社と山形同友会を強くし、地域を活性化させることにつながるとし、「『なせばなる!想いをつなぎ新しい時代をつくろう!』の精神で、全会員の力を結集し、山形青全交を成功させよう」と訴えました。

青全交をアピール

今総会では、「英知結集~新しい仕事をつくろう~」をスローガンに、「第38回青全交」の成功、全社一丸体制の企業づくり、会員からも地域からも「頼れる経営者団体」をめざす組織づくりなど、2010年度の6つの重点課題を柱とした活動方針を決定。その先頭に立つ24名の役員を選出しました。

 第2部の記念講演は、「大転換期をどう活(い)かすか~いま、中小企業経営者がなすべきこと~」と題して、山口義行・立教大学教授が講演し、参加者170名の心を揺さぶりました。

 山口教授は、世界的な金融問題が起きたマクロ経済を説明し、「産業構造が大変化している。10年後の産業は、中国経済の台頭、エネルギーが大きく変わる」と強調。また、経営者が人に与えてもらうという消費者化していることを指摘し、2つの経営のキーワード「つなぐ」「問う力」で革新と価値創造の担い手になろうと訴えました。

 講演後、グループ討論が行われ、「あなたの会社は今何ができますか。これからどう変わりますか」のテーマで、自社の強みや他社との差別化を出し合い、新しい事業創造性を深めあいました。

 「『知恵をつなぎ、価値創造』を形にするのは、経営者の『問う力』がポイント」「新たなビジネスモデルを追求し、同友会の場を活用しながら“発見”へとつなげていきたい」「毎日が革新」と、多くの参加者が決意を固め、新しいスタートを切りました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 5月 5日号より