福井同友会創立20年~“革新と創造”で新時代を切り拓け

年度末には会勢300名達成めざす 福井同友会創立20周年記念事業

福井20周年記念事業

 今年創立20周年を迎えた福井同友会が、「創立20周年記念事業」を9月28日、福井市内で開催、約160名が参加しました。

 冒頭、星野幸博代表理事が、今後の福井の発展に向けた決意も新たに、「今日からが新しいスタート。全国の同友会の仲間との交流を図りながら、時代から求められる新たな企業づくりに挑戦していきたい」とあいさつ。続いて、来賓の西川1誠福井県知事が、「県政においても企業においても一番大事なのは理念でありビジョン。方向性と社会的な存在意義、経営の基本的な考え方です。皆さま1つ1つの企業の力、経営を通じての実践を強く期待します」と祝辞を述べ、他の来賓からも温かい激励の言葉がありました。

 創立当初からの会員23名と会員増強に大きな貢献のあった会員14名が表彰されました。

 記念講演は、「“革新と創造”で新時代を切り拓け!―今、中小企業経営者がなすべきこと」と題して、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」を主宰する山口義行・立教大学経済学部教授が講演しました。

 山口氏は、「100年に1度といわれる不況時の経営者には、時代や経営環境を『読む力』、企業と人を『つなぐ力』、企業の強みや顧客のニーズを『問う力』が必要」と指摘。「経営者が好奇心と問題意識を持ち、問い続けることから革新が生まれ、時代を切り拓くことができる」と強調しました。

 福井同友会では「創立20周年記念事業までに会勢300名を」と増強活動に取り組んできました。残念ながらその目標は達成できませんでしたが、期首会勢235名から約40名を増強し、現在の会勢は272名です。

 その後開かれた正副代表者会議では、この勢いを持続して、年度末には必ず会勢300名を達成することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 10月 15日号より