地域や会員から頼りにされる事務局をめざして【2010東北ブロック事務局研修会】

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 昨年12月22日、「2010東北ブロック事務局研修会」が、山形市で開かれ、東北地方の6同友会から18名が参加しました。

 講義では、「中小企業憲章とわが同友会運動の展望」と題して、瓜田靖・中同協政策局長が問題提起。「自立的中小企業を地域に増やす」「活動を同友会の大きなめあてや中小企業憲章の視点から整理し提起する」「3つの目的の総合実践の追及」「地域での連携や6次産業化をコーディネートできる力を養うこと」などを事務局の役割として提起しました。

 さらに瓜田氏は、「中小企業憲章の直接目標は暮らしに根ざす仕事を生み出し、雇用の主要な担い手となり、人を育てること。地域の新しい仕事づくりの課題として中小企業憲章と地域振興条例に取り組もう」と強調しました。

 報告では、「事務局員としての働きがい、やりがい」をテーマとして、宮城同友会の一戸大佑・事務局次長と伊東威・事務局長が、北海道同友会での事務局実地研修に参加した体験を交え、自分づくり・事務局づくり・同友会づくりの実践を報告しました。

 報告を受けてのグループ討論では、自らの悩みや課題を率直に出しながら、事務局で働くことのやりがいや誇りを考え合いました。

 中小企業憲章が閣議決定され、同友会への期待が高まる中で迎えた今回の研修では、中小企業憲章を学び、乗り超えるべき課題をつかみ、各自が志を持って、頼りにされる事務局をめざしていくことを確認し合いました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 1月 25日号より