なぜ同友会は発展しているのか~中国の中小企業学会研究者が来訪【中同協】

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 中同協は2月25日、中国の清華大学の中小企業研究者の来訪を受け、懇談しました。

 来訪したのは、中国中小企業学会(設立申請中、本部は清華大学に設置)のメンバーの蔡継明氏(清華大学政治経済学研究センター長、中国中小企業学会会長)や劉偉東氏(同研究センター中小企業診断研究部主任教授、中国中小企業学会常務副会長)など7名。中同協からは、広浜泰久幹事長、国吉昌晴専務幹事、瓜田靖政策局長が対応しました。

 中国側からは、中国において中小企業の増加・発展は著しく、中小企業政策などの研究も進んできているが、中小企業学会を組織して国家レベルの学術研究を発展させる必要性が高まり、日本での中小企業政策や研究の現状について調査したい旨の説明がありました。

 中同協からは、簡単な同友会の歴史と日常の活動などについて報告。その後、中国側からの広範な質問に答える形で進められました。

 驚かされたのは、何人かの研究者は日本での同友会の存在に注目し、インターネットで事前に研究していたこと。中同協と都道府県の同友会との関係、入退会の状況、同友会大学の取り組みなど同友会組織への質問とともに、中小企業憲章の取り組みや「なぜ同友会は発展しているのか」など広範な質問に及び、活発な質疑応答となりました。

 最後に、これからも連携・交流をしていくことが語り合われ、終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 5日号より