激動期に飛躍する企業と同友会に【中国・四国ブロック代表者・支部長交流会】

 6月7~8日に中国・四国ブロック代表者・支部長交流会が山口市のホテルかめ福で開かれ、9同友会と中同協から66名が学びあいました。

 1日目は「中四国地域の経済情勢について」と題して瓜田靖中同協政策局長が問題提起し、高橋武良徳島同友会徳島北支部長と佐藤慎輔愛媛同友会四国中央支部長が支部づくりについて実践報告しました。

 瓜田氏は中四国地域に関わる経済データを紹介し、「地域の強みを発見・再評価し、夢のもてる地域づくりをめざそう」と訴えました。高橋氏はITツールを積極的に活用して支部運営を活性化したことを報告し、「支部づくりのカギは組織とIT活用にある」と強調しました。佐藤氏は小グループ活動に取り組んで「減らない組織」をつくってきたことを報告し、「顔と企業がみえる活動が大切」と指摘しました。

 2日目は企業変革支援プログラムステップ1・2に関わって、「めざす企業づくり」と題して大野栄一中同協経営労働委員長(愛媛同友会代表理事)と、林哲也中同協経営労働副委員長(香川同友会副代表理事)が報告しました。林氏は「ステップ1で自社の状態を明確にしたうえで、ステップ2では自社がめざすビジョンの構築、戦略の立案をスムーズに促すことが目的」と述べて、自身のステップ2の記入内容を詳細に報告しました。大野氏は、「同友会がめざす“3つの目的”の実現方法として企業変革支援プログラムステップ1・2を開発した」と強調、「ぜひ例会での学びに位置づけてほしい」と呼びかけました。

 「同友会運動への期待」として、今期で中同協副会長を退任する三宅昭二香川同友会相談役が登壇し、「同友会運動の歴史を継承する大切さを感じている。これからも同友会理念の体現者でいたい」とあいさつ。最後に土井章弘岡山同友会常任相談役が、「中小企業憲章・条例の推進が求められている。“言うだけで中身がない”ということにならないよう、一丸となって取り組んで参りたい」と呼びかけて閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 6月 25日号より