人を生かし地域づくりと共に企業の維持・発展を目指そう-過去最高の246名が参加【石川】

 石川同友会の第28回経営者フォーラムは10月23日、ANAクラウンプラザホテル金沢にて開催され、「人を生かし地域づくりと共に企業の維持・発展を目指そう!」をスローガンに会員と65名のゲストを含め246名が参加しました。

 始めに岩木弘勝代表理事が問題提起を行い「同友会は企業存続のための運動。石川同友会5カ年ビジョンをもとに、社員・顧客・業界・地域にとってなくてはならない会社になるために、まずは黒字企業(体質強化)、人を生かす経営へとステップアップして行こう」と語りました。

 その後3つの分科会で学びを深め、第1分科会では、大阪同友会副代表理事の山田茂氏((株)山田製作所 代表取締役社長)が、「『人を生かす経営』覚悟と徹底実践で強靭な会社を目指す!」をテーマに報告し、売上95%ダウンの危機を乗り越え「良い現場は最高のセールスマン」として企業変革支援プログラムを活用する報告に参加者は実践への意欲を燃やしました。

 第2分科会で「石川の地域をよくする」をテーマに講演した石川県中小企業団体中央会会長(前金沢市長)の山出保氏は「地域内で生産、加工、販売を行い循環していくことが活性化につながる。地域に根ざす中小企業として文化、生産品などに注目して地域を愛することが必要」と語りました。

 第3分科会は、喜多甚一氏((株)ビーイングホールディングス代表取締役社長、石川同友会会員)が「商売は全て人、会社も人で成り立っている。事業とは会社に勤める人、地域社会にいる人を幸せにするような、社会の実現を成していくことが本来あるべき姿だ」と報告しました。

 過去最高の参加人数で内容的にも盛会に終わりましたが、この学びを会員一人ひとりの成果として積み上げていくと共に多くのゲストフォローにも注力していこうと総括しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 11月 15日号より