第17回女性経営者全国交流会in熊本 全国から集え太陽たち! 42同友会から560名が参加

 6月12~13日、熊本市で第17回女性経営者全国交流会が開催されました。「生活者の視点で いのちとくらしを守るため 今こそ集おう!全国の太陽たち」をテーマに42同友会および中同協から560名が参加しました。

 1日目の全体会では、松尾孝・熊本同友会代表理事が「男性と女性が共に学びみなさまのエネルギーで本交流会を素晴らしいものにしたい」とあいさつ、次に鋤柄修・中同協会長が「中小企業こそ女性の活躍の場を創造できる。今回の学びを自社の実践に結びつけてほしい」と話しました。来賓として蒲島郁夫・熊本県知事、原山明博・熊本市農水商工局次長があいさつしました。蒲島県知事のあいさつでは熊本県のマスコットキャラクターであるくまモンもサプライズで登場、会場を盛り上げました。その後、糸数久美子・中同協女性部連絡会代表が「女性の持つ生活者の視点を仕事づくり・地域づくりへと生かしてほしい」と問題提起を行いました。

 全体会終了後6つの分科会にわかれ、女性幹部の社員教育・介護問題などの報告から学びました。

 懇親会では熊本県立鹿本農業高等学校郷土芸能伝承部の「山鹿灯篭踊り」や天草市役所ハイヤクラブの「牛深ハイヤ節」が披露され、「牛深ハイヤ節」では踊り手が会場を周り、参加者も踊りに加わりました。

 2日目は別府充彦・内閣府大臣官房審議官(男女共同参画局担当)があいさつ、その後各分科会の座長報告を行いました。

 続いて、記念講演として福岡県男女共同参画審議会委員の中嶋玲子氏が「誰もが輝いて幸せに暮らせる社会づくり~九州初元女性町長が不当拘留221日を経て、今を未来を語る~」をテーマに講演。中嶋氏は「高度経済成長時代は男性の力により社会が進んでいた。しかし、時代は変わり主幹産業も変わる中で男性と女性の協働の社会を今こそつくらなければいけない。これからは男らしさや女らしさというとらわれた考え方でなく、『その人らしさ』を見てほしい」と語り、男女共同参画社会への大きな問題提起となりました。記念講演を受け、グループ討論を行った後、最後に赤石義博・中同協相談役幹事からまとめがあり、閉会しました。

女性経営者全国交流会

「中小企業家しんぶん」 2014年 7月 5日号より