大学との連携で地域活性化を~新春交礼会開催【高知】

高知同友会

 高知同友会では1月27日にホテル日航高知旭ロイヤルにて新春交礼会を開催し、99名が参加しました。

 まず成岡代表理事が「今年度は総会30回目の節目であり、地域の人を育てていこう」と地域連携を手段として人育てを産官学民で進めていく必要性に触れながらあいさつをしました。

 また、来賓あいさつとして尾崎正直県知事から高知県の現状と課題、そして中小企業への期待が予定時間をオーバーして話されました。

 次に、高知大学副学長(地域連携担当)の受田浩之氏が「地方創生における大学の役割~課題先進県の再生を目指して!~」というテーマで一時間の講演を行いました。

 講演では、高知大学の進める土佐フードビジネスクリエーター創出や新設される地域の担い手を育てる「地域協働学部」の概要、狙い、施策などが細かに説明されました。地域協働学部の学生を地域にできる限り就職をさせて残す構想に、参加者も聞き入り、高知県を一緒に変えるんだ、という気持ちが会場に漂いました。

 そのあとのグループ討論では、「大学に何を期待し、大学との関わりをどう活かせると思いますか」というテーマで活発な討論が行われました。グループ長は、高知大学で開催した事前学習会に参加した熱心な会員がつとめ、討論の盛り上がりを上手にリードしました。

 初参加者からは、「皆が真剣に地域のこと、企業のあり方、自社の事を企業間の枠を超えて話し合う素晴らしい会があるとは知らなかった!」という感想も聞こえてきました。

 例会終了後には新年交流会も開催され、盃を交わしながら例会では話せなかった思いや感想を熱く語り合いました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 2月 15日号より