財政問題や組織強化について論議【中同協第2回幹事会】

中同協幹事会

 11月6日、中同協第2回幹事会が東京で行われ、41同友会と中同協から107名が参加しました。

 冒頭、鋤柄修・中同協会長があいさつ。「新しく中小企業庁長官に就任された豊永長官にごあいさつに行ってまいりました。同友会へ大きく期待していただいています。つながりを大切にし、われわれの運動も前進させていきましょう」と語りました。

 専門委員会・連絡会からの報告、各交流会のまとめなどが行われた後、第46回中小企業問題全国研究集会(2016年2月18~19日、香川)、第4回東日本大震災復興シンポ(2016年3月10~11日、いわき→仙台)、第48回定時総会(2016年7月14~15日、大阪)の企画概要などの提案があり、承認しました。

 後半は「中同協分担金及び各地同友会の財政問題について」の報告・提案と論議が行われました。千葉秀蔵・中同協監事から中同協財務改定の経緯および財政の現状などについて報告。笹原繁司・中同協財務委員長から中同協の財務方針と分担金改定について提案を行いました。

 広浜泰久・中同協幹事長からは組織強化についての問題提起が行われました。広浜氏は「周囲から同友会運動に対する期待が高まっており、さらに運動を広げていくことが求められています。どんな形で運動を広げていくかを財政面、同友会の力量、役員、事務局の状況を勘案しながら固めていくことが必要」と述べ、社会性、人間性、科学性の3つの切り口で組織強化のあり方について問題提起しました。

 問題提起を受けて行われたグループ討論では、中同協や各同友会の財政・組織のあり方などについて活発に論議が交わされました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 12月 5日号より