会員を減らさない、やめない組織づくり【兵庫】東播支部の取り組み

東播支部は、現在26名入会の純増17名で推移しています(1月時点)。

会員拡大においては、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響により、行事中止や延期を余儀なくされましたが、少人数座談会の毎週開催や入会候補者への積極的な会社訪問など、諦めず、前向きに、可能な限りの活動を行いました。結果、2021年9月には単月で14名の入会がありました。

会員(入会者)を増やすことと同様に、減らさない活動(退会防止)も、とても大切にしています。やめない組織づくりとして、重要な指標となるのが、「行事参加」です。

組織強化においては、同友会のよさを伝えること、新会員の同友会の定着を目的として、事務局が行う入会手続き訪問に役員が同行しています。役員が同行することで、会員同士がつながることから、人間関係の構築のスタートと位置づけて、今年度は100%訪問を徹底しています。

訪問時には、(1)同友会の説明と入会手続き、(2)会社概要や経営課題のヒアリング(アンケート)、(3)直近行事(3カ月)のお誘いと出欠確認、(4)ブロック長(役員)との連絡先交換を行っています。このことで、入会後の行事参加(同友会の行事に慣れてもらう)、紹介者以外の知り合いを増やす(顔なじみが増える)といった効果があります。また、直接会うからこそ、入会者が何に課題を抱えているのか、悩んでいるのか、どんなテーマに興味があるのかを聞くことができます。また、それに応じた同友会の活用方法や会員の実体験をふまえた解決策など、経営の情報交換も行っています。

入会後も、e.doyuの操作方法、IDやパスワードの連絡などにも取り組み、「新会員が主体的に参加していただくまで、支部全体で関わる」方針のもと取り組んでいます。これまで、今期入会者のうち約8割の方に行事参加していただいており、着実に成果が出てきています。

新会員の方に同友会のよさを実感していただくことで、新会員が知り合いを誘うという新たなサイクルも生まれていきます。増強活動においては、「増」の活動と「強」の活動を同時に進め、「量も質も」高めていくことが重要です。

「中小企業家しんぶん」 2022年 2月 5日号より