SDGsで経営指針を浸透させるポイントを学ぶ 中同協四国ブロックSDGs実践報告会&環境経営拡大委員会

 3月11日、中同協四国ブロックSDGs実践報告会&環境経営拡大委員会が徳島とオンラインで開催され、「中小企業だから成功するSDGsの活かし方」をテーマに22同友会と中同協から114名(リアル56名、オンライン54名)が参加し学び合いました。

 冒頭、東日本大震災から12年目にあたり黙祷をささげました。開会のあいさつでは、山城真一・中同協副会長より「労使見解にある外部環境をどう改善していくか、経営指針をどう実践していくかではSDGsで大きな波を起こしていくこと」とあいさつし、続いて、飯泉嘉門・徳島県知事よりビデオメッセージがありました。また、広浜泰久・中同協会長より「同友会こそが、日本の中小企業のSDGsの実践を推進する力であり、大きな力となるよう取り組んでほしい」とあいさつがありました。

 続いて、徳島同友会の「SDGs勉強会の概要」について、居木義典氏(徳島同友会環境経営委員長)が報告。経営指針を実践するには、SDGsレポートを経営理念のもとに社員参加型で作成し、外部発信をすることが重要と報告しました。その後、(株)シケン、(株)ワコウクリーンサービス、(株)ネオビエントの3社の社長と社員の皆さんから、経営指針の実践としてSDGsを共通言語とし、SDGsレポートの作成と社外に発信する取り組みについて報告がありました。

 その後、四国EPO(四国環境パートナーシップオフィス)から「ローカルSDGs四国」の取り組み、徳島県から「徳島SDGsプラットフォーム」の取り組みが紹介され、まとめとして、SDGsを活用して(1)経営課題を解決、(2)経営指針書を浸透、(3)企業価値を高める、(4)事業連携で事業機会が広がるとありました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 4月 5日号より