新時代に対応できる事務局員になるために 第18回中同協関東甲信越ブロック事務局活動交流会

 3月24日、東京にて「第18回中同協関東甲信越ブロック事務局活動交流会」が開催され、6同友会と中同協から41名が参加しました。冒頭に、林隆史氏(東京同友会事務局長)が「価値観によって人と人がつながる時代になっており、AIやデジタル化が進んでいる中で事務局の仕事とは何かが問われている。『何かをしたい』という思いがよい仕事をする一丁目一番地だと思います」と問題提起を行いました。

 続いて「同友会にとって価値ある情報と取り扱いとは」をテーマに坂田悠介氏(東京同友会事務局員)が報告し、各同友会の事例について深めるグループワークを行いました。その後「増強について」をテーマに大瀧裕平氏(東京同友会事務局員)が報告を行い、増強の際に意識していることや取り組んでいることなどをグループ討論で交流。「増強は新しい仲間ができることで、楽しいこと」「人が好きであること、その人に興味を持つことが何より重要」などの意見が出されました。

 昼食を挟んだ後、午後の部は「人を生かす経営×事務局定着」として原裕生太氏(山梨同友会事務局員)と南谷守洸氏(神奈川同友会事務局員)の報告からスタート。それぞれの経験を踏まえながら「人を生かす経営」や事務局で働くことの魅力などを語り、その後「あなたにとって人を生かす経営とは何だと思いますか? それを人間関係構築にどう応用しますか?」をテーマにグループ討論で大いに交流しました。

 交流会最後のパートは、「新時代に対応できる同友会事務局員になるためには」をテーマに、現状となりたい未来の姿とのギャップを知る「ぐるぐるシート」を使ったグループ交流を実施。現状分析と未来予測をしながらどんな変化が必要になるのかを話し合い、現状とのギャップを見つけ出す作業を通して新時代に対応できる事務局とは何かを考え合いました。

 最後に、池田泰秋・中同協事務局次長からまとめがあり閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 4月 25日号より