今こそ同友会理念の実践で地域と中小企業の未来を創りあげよう 中同協第55回定時総会in埼玉

 7月13~14日、「今こそ同友会理念の実践で地域と中小企業の未来を創りあげよう」をスローガンに、中同協第55回定時総会が埼玉で開催され、すべての同友会と中同協から約1200名が参加しました。

 1日目は、はじめに開催地を代表して太田久年・埼玉同友会代表理事が「時代の転換期こそ変革のチャンスと捉えて準備を進めてきた。今こそ同友会理念の実践を通じて中小企業の未来を展望する総会としましょう」とあいさつ。広浜泰久・中同協会長の主催者あいさつに続いて、大野元裕・埼玉県知事をはじめ3名が来賓あいさつを行いました。

 続いて、中山英敬・中同協幹事長が総会議案の提案を行い、決算ならびに新年度予算案の報告や新役員の提案などが行われました。その後は16の分科会に分かれて議案の検討とともに学びを深め合いました。

 2日目は、冒頭に実行委員長の宇梶純江氏、小松和人氏があいさつを行い、総会議案や決算・予算などを一括採択したあと、植竹知子・埼玉同友会副代表理事が総会宣言を読み上げ、満場一致で採択されました。その後、新役員を代表して、広浜泰久・中同協会長があいさつを行いました。

 続いて、中小企業魅力発信月間特別企画として、「中小企業の役割と魅力~中小企業家同友会への期待」と題して中小企業基盤整備機構の豊永厚志理事長が講演。「未来を切り拓くためには4X(BX、DX、EX、GX)と1W(Well-Being)が重要であり、志の高い同友会こそ恐れずに変革に取り組んでほしい」と、中小企業を取り巻く事業環境と求められる企業変革について解説し、同友会への期待も熱く語られました。さらに、「中小企業の日・中小企業魅力発信月間」に創意工夫しながら取り組んでいる事例として、沖縄同友会と大阪同友会がそれぞれの取り組みなどについて事例報告を行いました。

 最後に、次回開催地を代表して、宮城同友会の中鉢貴省氏が閉会あいさつを行い、2日間にわたる総会が閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 7月 25日号より