地域との連携を深め共に育ち合う社会づくりを 第9回中同協共同求人・社員教育合同委員会

 9月7~8日に、第9回中同協共同求人・社員教育合同委員会が都内で開催され、27同友会と中同協から76名が参加しました。

 1日目は、はじめに両委員会の体制を確認し、川中英章・中同協共同求人委員長と梶谷俊介・中同協社員教育委員長がそれぞれあいさつを行いました。議題の中では、11月16~17日に開催される「2023共同求人・社員教育活動全国交流会in鹿児島」の概要を確認し、6月に開催された「第4回中小企業サミット」について川中共同求人委員長が実施報告を行いました。また2025年卒業以降の学生からインターンシップの定義が変更になることを鑑みて、佐藤全氏(宮城同友会)が変更点などを報告し、質疑応答を通して理解を深めました。続く実践報告は峯元信明氏(鹿児島同友会)が登壇。会社を承継してから取り組んできた社内改革について報告し、若者に選ばれる企業づくりについて学びました。

 2日目は、文部科学省初等中等教育局主任視学官の宮崎活志氏が「社会の形成に参画しその発展に寄与する人を育てる―学校、家庭、地域社会の連携と協力」をテーマに報告。学習指導要領の謳(うた)う「社会に開かれた教育課程」の理念について解説し、学校と社会の連携について同友会の事例も紹介されました。グループ討論では、これからの時代に求められるキャリア教育とそれに向けて企業としてどう取り組んでいくかを深め合いました。

 最後に、梶谷社員教育委員長がまとめを行い、合同委員会が終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 10月 15日号より