対等な関わりから信頼が生まれる~語り合い、信頼し合い、明日を拓こう!
第22回障害者問題全国交流会in愛知

 10月19~20日の2日間、「対等な関わりから信頼が生まれる~語り合い、信頼し合い、明日を拓こう!」をメインテーマに、第22回障害者問題全国交流会in愛知(略称:障全交)が4年ぶりにリアル開催され、45同友会・中同協から595名が参加しました。

 1日目は、全体会から開始。高瀬喜照・愛知同友会会長より開会のあいさつがあり、高橋正志・中同協障害者問題委員長が「共生社会を目指して、なくてはならない会社になりましょう」と主催者を代表してあいさつしました。続いて「同友会運動における障害者雇用を考える~障害者問題全国交流会で何を学び、実践しますか?」をテーマに、浅井順一・(株)浅井製作所代表取締役(愛知)より課題提起がありました。全体会終了後、6つの分科会で「経営姿勢の確立・経営者の責任」「共に育つ・採用・教育」「共生社会、多様な働き方」「働きがい、やりがいの創造」などをテーマに各企業の実践や各同友会での委員会の取り組みなどに学びました。その後、懇親会を開催し、1日目の学びとともに懇親を深めました。

 2日目は「企業経営における見えない生産性とは―人間が人間らしく生きられる共生社会へ」をテーマにパネルディスカッションが行われました。松村祐輔・(株)Beblock代表取締役(愛知)をコーディネーターに、パネリストとして中野愛一郎・(株)イベント21代表取締役(奈良)、鈴木学・スズキ&アソシエイツ(株)代表取締役(愛知)、障全交直前に他界された故杉浦昭男氏(真和建装(株)相談役会長)に代わり、浅井順一・(株)浅井製作所代表取締役の3名が障害者問題とはなにか、「目に見える生産性」と「目に見えない生産性」などについて深めていきました。

 その後、小出晶子・実行委員長よりお礼のあいさつがあり、加藤明彦・中同協人を生かす経営推進協議会代表から「働きやすい環境・風土をしっかりつくるという経営者の姿勢が重要です。自分事として1社1人と関わり、経営指針・求人・社員教育とともに人を生かす経営の実践として取り組んでいきましょう」と2日間のまとめがありました。

 最後に、次回開催地の青森同友会から実行委員長の立崎文江氏、田中桂子氏があいさつし、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 11月 5日号より