今後の情報化推進本部の方針・役割を確認【第59回中同協情報化推進本部会議】

 12月7日、山口県とオンライン併用で第59回中同協情報化推進本部会議が開かれ、委員など14名が参加しました。

 前半はDX、ECサイトの活用の実践事例として、(株)シーパーツ代表取締役相談役・吉川日生氏(山口同友会代表理事)が報告しました。(株)シーパーツは各種車両買取販売、自動車リユース部品販売・輸出を行っており、IoTの活用方法およびロボットの導入による業務の自動化にも取り組んでいます。自動車リサイクル工場と国内・海外の企業をつなぎ、車両から必要な部品だけでも入札可能な自動車リサイクル部品専門BtoBオークション「GAPRAS」。またそれを支えるシステムである「TAPRAS」「ロボチェンジャー」などの取り組みを紹介しました。

 議題では、e.doyuや会員データベースなどの改修状況についての報告や、今期開発・改修に着手するシステムなどを確認。また、情報化推進本部としての役割や5~10年後の同友会のシステムのあり方について、意見交換を行いました。

 最後に、米田順哉・本部長から「過去の議事録でも意見として上がっていた、ITでの運動のボトムアップと先進性の両方を追うことが、情報化推進本部の大きな役割と思われる。目先の課題解決だけでなく、5~10年後の同友会、中同協全体のわくわくするような提案を出せればよい。これを実現するための議論を始めていきたいと思う」とまとめがあり、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 1月 15日号より