これからの事務局のあり方とは何か 中日本ブロック事務局研修交流会【中同協】

 12月1日、愛知にて「2023年中日本ブロック事務局研修交流会」が開催され、7同友会と中同協から40名が参加しました。

 冒頭、加藤明彦・中同協副会長は「長く議論を重ねてきた同友会理念は本質をついています。同友会運動に誇りをもってほしい。そして同友会理念を実践していくため、人を生かす経営に基づいた“事務局指針”を必ず展開してほしい」と事務局への期待を語りました。

 続いて「同友会事務局の仕事を皆さんと考えたい。そして仕事に生かすために」をテーマに輿石領史氏(山梨同友会事務局長)が報告。会員を知り、事務局内においても学び合い育ち合うこと、自身の強みを伸ばすことにこだわることの重要性に触れながら、これからの時代に求められる事務局とは何かを見極めるため、同友会事務局を再定義することを軸に報告しました。その後「同友会事務局の仕事とは何か」「私の得意技は何か」をテーマにグループ討論が行われました。

 最後に横山朋美・中同協事務局次長から「事務局員は会員訪問をしなければ何もできない。私自身も、人を見る力、聞く力、伝える力、書く力、情報を強烈にキャッチする力の5つの力をつけなさいと役員から教わり、肝に銘じて仕事をしている。折に触れて大きなめあてに立ち返りながら、同友会運動を広げてまいりましょう」とまとめがあり閉会しました。

 今回の研修交流会では、事務局の仕事や自分自身と向き合うよい機会となりました。これから求められる事務局とは何かをその定義から見極めること、事務局員としての自身の強みを認識し伸ばすことにこだわることを常に考えて仕事と向き合っていこうと奮起する交流会となりました。

山梨同友会事務局員 原 裕生太

「中小企業家しんぶん」 2024年 1月 15日号より