役員と事務局の役割の相互理解を深める
中同協東北ブロック事務局員研修交流会

 2023年12月19日、「東北ブロック2023年度事務局員研修交流会」が福島県郡山市で開催され、6同友会31名が参加しました。

 冒頭、開催地を代表して、福島同友会・齋藤記子会長が、「今こそ、役員と事務局の役割をお互いに理解すること」の重要性を語りました。

 第1講は中同協・池田泰秋事務局長より問題提起。「今こそ、事務局集団/事務局員の仕事とは何かを考えよう」をテーマに、忙しさを口実に課題を先送りしていないか、現在の活動スタイルを新たな活動の展開にマッチしたものにする努力を怠っていないか、担当分野・担当地域の問題を特殊化して自分の中で特別扱いにしていないか、必死に方向性を模索する会員企業に迫れるだけの変革者・問題提起者の視点を持っているかを問いかけ合いながら、学び合いました。

 第2講の実践報告では、福島同友会・渡部幸斗事務局員、福島同友会・緑川遼事務局員より、「事務局員として担当地域・企業の問題をどのように考えて取り組んできたか」を報告し、その後、グループ討論で学び合いました。

 研修のまとめでは、(1)「学び合い」を実現するために抽象論を具体論にしていくこと、(2)理念を伝える翻訳力を磨くこと、(3)10~20年後の次世代の方々にも伝わる本質的/普遍的な仕事に取り組むこと、(4)不条理/理不尽/不平不満の中にこそ本当の答えがあること、(5)事務局員の悩み/喜びの両方は、会員が持っていること、お互いにリスペクトを持って活動/運動に取り組むことを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 1月 25日号より