12次にわたる支援で広がる絆 行政と地域活動を応援、復興に向けて新展開へ【東京】

新年から始まった12次にわたる東京同友会の能登半島地震の物資支援活動は総計1100万円の支援物資を購入、現地の行政のみならず地域のボランティアともネットワークを広げています。直近の第6次~第12次の支援では輪島市の門前町を中心に活動しています。

同地域は激甚な地震に襲われ、倒壊家屋が町の3割を占めており、他の家屋も損傷しています。さらに漁港は隆起して水が干上がっています。

東京同友会は同町の輪島市門前町防災本部からの要請による支援のほか黒島公民館、諸丘公民館の2つの避難所への物資支援を行ってきました。

併せて現地でボランティア活動をする神奈川と岐阜の会員たちと合流、地元のボランティアの方たちともネットワークを得ました。一緒に現場で熱心な意見交換(グループ討論)を行い、3同友会が力を合わせて地元の飲食店業者が作る炊き出し拠点の立ち上げにお鍋やシンク、調理器具などを寄贈しました。また、町内の歴史ある街並みを守るために家の修繕を行うボランティアの皆さまにも電動工具一式やシャベル解体工具などを2回にわたり寄贈しました。

地域の人々が復興に向かって立ち上がる手助けを被災地を応援する同友会が連携して取り組んでいるのです。また2月23日には、門前町に15名のがれき撤去ボランティアを連れ、第12次支援を行いました。

現地で起きるさまざまな問題に対して、現場感覚とネットワークを併せ持つ同友会がその場で解決策を提示し実現していく、新しい支援が今始まろうとしています。

東京同友会支援活動の様子はこちらから。

「中小企業家しんぶん」 2024年 2月 25日号より