新年から学びと交流を深める 2024年賀詞交歓会を開催【長崎】

 長崎同友会では、1月26日に2024年賀詞交歓会を開催し、来賓、ゲスト、ウェブ参加を含む156名が参加し、学びと交流を深めました。

 第1部の開会にあたり、中村こずえ・代表理事は能登半島地震に触れ「経営者として社員や社員の家族の命を守ることを真剣に考え、みなさんと一緒に命の尊さを改めて感じていきましょう」とあいさつしました。

 記念講演では、学校法人奥田学園理事長・創成館高等学校校長の奥田修史氏が「なぜドン底の学校と子どもたちは生まれ変わったのか」をテーマに講話を行いました。「偏差値ナシ」まで落ち込み、経営破綻寸前の学校をわずか7年で立て直すことに成功。有名大学への進学実績を伸ばし、部活動においても野球部が甲子園の常連校へと成長します。

 奥田氏は子どもたちの個性と独自性を重視し、生き抜く力を醸成するため「教育現場の常識を疑う」「おかしいと思ったら変える」「何事にも本気で全力で挑む」「思えば叶う(信念を持つ)」など、学校教育で何が大切なのかを明確にして取り組み、先生や生徒を本気にさせ、大きな変革をもたらしました。講演の最後に、全校集会で行う生徒全員参加の「本気のジャンケン」を参加者とともに行ったところ、大歓声が会場中に響き渡り、奥田校長の熱が会場中に伝わり第1部を終えました。

 第2部懇親会では、来賓代表として大石賢吾・長崎県知事と参議院議員の山本啓介氏が同友会への期待を込めたあいさつ。その後、鏡開きと日本銀行長崎支店支店長の黒住卓司氏の乾杯で、祝宴がスタートしました。祝宴の途中から参議院議員の古賀友一郎氏と鈴木史郎・長崎市長も参加し、お祝いのメッセージが贈られました。

 壇上では、昨年大成功を収めた経営フォーラムin五島の実行委員会から開催に際してのお礼があり、今年開催予定の経営フォーラムin北松浦や人を生かす経営全国交流会in長崎の成功に向けた意気込みが語られました。

 新年早々、学びと交流に満ちた賀詞交歓会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 2月 25日号より