【企業変革支援プログラムの活用】コラボ! 2023企業変革支援プログラム
科学的経営をしたい・柔軟に導入を進めたい、その思いをコラボした学びへ【埼玉】

 埼玉同友会の経営労働委員会と女性経営者クラブ・ファムが連携し、「コラボ! 2023企業変革支援プログラム」の学習会を2023年9月から2024年2月にかけて計3回シリーズで開催し、延べ82名の参加がありました。

 第1回は、2023年9月11日にオンラインにて「ゼロスタートだから面白い!~企業変革支援プログラムってなに?~」と題し、菊永良枝・ファム委員長より実践事例として、社員との意識の差を埋めていく経験が、『企業変革支援プログラムVer.2』で取り組める特徴でもあり魅力との報告がありました。続いて上坂理・経営労働副委員長が企業の成熟度について、『企業変革支援プログラムVer.2』のエントリー自己診断で参加者と共に1問ずつ確認を行い、その内容の交流を参加者で行いました。

 第2回は、1月30日に「真の経営課題を発見し、目指す企業像へ導く!~経営者がしっかり経営課題と向き合えていますか?~」と題し、金子昭雄・経営労働副委員長が、企業の成長の中で企業変革支援プログラムに取り組むことが、自身と組織の変化を再確認できたと報告し、再度、上坂理・経営労働副委員長より、参加者と共に企業の成熟度の確認が行われました。

 第3回は、「真の経営課題の発見 社員と共に目指す企業像」と題し、佐久間義信・(株)計画設計代表取締役より、企業変革支援プログラムを経営に展開してきた事例の報告があり、なぜその成熟度ポイントを選んだかの理由を把握する大切さや、問題を課題へと変えるために、日々の同友会の例会などからの学びに解決へつながる多くのヒントがあることなどが述べられました。

 2回目、3回目の学習会でのグループ討論では、おのおの自己分析シートの事例をチェックし、課題を深め交流を行いました。

 全体を通して、菊永良枝委員長は「委員会間で課題でもあった科学的な経営の力を向上したいとの思いが、企画から約半年間取り組めたことで、3年後、5年後にその結果がよい形で出てくる企業が増えるのでは」と期待を寄せました。小松和人・経営労働委員長も「原理原則的に捉えがちな経営の学びに、新たに柔軟な視点を持てた楽しさが抱ける機会になった」と感想を述べました。 最後に座長を務めた水野純子・ファム幹事が「企業変革支援プログラムからの学習を他人事のように捉えていたものから、支部や委員会に広げていき、企業変革を実践として取り組む企業を増やすことで、企業、社員、そして地域を元気にしていきましょう」と学習会のまとめを行いました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 3月 5日号より