思い続ける力で未来を切り拓く 第12回経営フォーラムを開催【愛媛】

 愛媛同友会は2月9日、第12回経営フォーラムを開催しました。

 今回のメインテーマは「思い続ける力で未来を切り拓く~強烈なビジョンから生まれるイノベーション~」。「私たち経営者は苦しい中にあっても、『いい会社を作りたい』という強い想(おも)いをもって進み続けよう」という中田琢磨・実行委員長の熱い想いが込められています。このテーマを体現する各地同友会の会員を報告者に招き、基調講演と4つの分科会、懇親会で194名が学び合い、交流しました。

 基調講演は(株)植松電機代表取締役の植松努氏(北海道同友会)が、「思うは招く」をテーマに講演しました。「『どうせ無理』は使うと興味もやる気も失い楽になる最悪の言葉。『だったらこうしてみたら?』で、やりたいことをやるために問題を解決する力を」という優しくも力強い講演に、参加者は真剣に聴き入っていました。

 第1分科会は「新商品開発と人材育成」をテーマに西研(株)代表取締役社長の寺本博氏(広島同友会)、第2分科会は「独自のアプローチで経営危機を打破」をテーマに(株)小坂田建設代表取締役の小坂田英明氏(岡山同友会)、第3分科会は「心理的安全性と事業の発展」をテーマに(株)吉村代表取締役社長の橋本久美子氏(東京同友会)、第4分科会は「未来を見据えたDX促進」をテーマに(有)キホク代表取締役の上田剛士氏(愛媛同友会)がそれぞれ報告しました。

 懇親会では、駆けつけた各地同友会からのPR、創立40周年事業の一環として2025年に設営する中小企業問題全国研究集会in愛媛に向けたPRを交え、和気あいあいと交流を深め合いました。

 今回の経営フォーラムでは、青年部委員会のメンバーが実行委員会の中心的役割を担いました。他県同友会にも足を運んでPRを重ねた結果、他県同友会会員の参加者は実に26名(参加者の13・4%)。全研in愛媛に向けて、確実な一歩となる経営フォーラムになりました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 3月 5日号より