経済同友会と初めて意見交換会を開催 今後継続も合意(中同協)

4月3日、都内にて、中同協は経済同友会と初の意見交換会を開催しました。中同協からは広浜泰久会長、中山英敬幹事長など5名、経済同友会からは新浪剛史・代表幹事、寺田航平・中堅・中小企業活性化委員長・担当副代表幹事、今井誠司・同委員長など7名が出席しました。これは、神奈川同友会の緑川賢司氏と新浪代表幹事との関係から、「同友会」同士で意見交換しようと話が進み、実現したものです。

冒頭、新浪代表幹事が「中小企業はGDPの貢献度が高く、プレゼンスを上げるためには中堅・中小企業の活性化が必要」とあいさつ。広浜会長からは「雇用の7割を占める中小企業の生産性や付加価値を上げることが重要」とありました。

経済同友会では、中堅・中小企業活性化委員会を14年ぶりに発足させ、政策提言をまとめ政府に要望するとのこと。また、大企業、中小企業ともに日本経済の成長に資するための合従連衡や新陳代謝が必要であり、社会保険は可処分所得を上げるような制度が重要との発言がありました。

中同協からは、中小企業はさまざまな条件からそもそも生産性が低い仕事をしている企業も多い、「1社もつぶさない」と活動を展開してきたが、一緒に学んでよい会社にしようと伝えていくことが重要などと伝えました。

今後も、日本経済の成長や中小企業の活性化のために、お互いの理解を深め、意見を持ち寄り、継続して交流を深めていくことを合意しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 4月 25日号より