2008年1月15日同友時評厳しい現実の中で足元から希望を見出す~元旦の新聞各紙の社説を読んで 今年の元旦社説のキーワードは、「地球環境問題」と「ワーキングプア」(働く貧困層)に集約されます。 本年1月1日から、「京都…
2007年12月15日同友時評自社を深く知るための中小企業憲章へ~業界の競争条件と地域での存立条件から活路を展望する 中小企業家同友会は中小企業憲章制定運動に取り組んでいますが、自社を取り巻く経営環境を分析し、中小企業憲章(以下、憲章と略)とかかわらせて課題を考える「憲章レ…
2007年11月15日同友時評建設業発「失政不況」に備えよう~建築確認遅延問題の深刻な影響とその意味を考える 耐震偽装問題の再発防止をめざして改正建築基準法が6月に施行されましたが、準備の遅れや周知不足などがあるまま「見切り発車」したために、建築確認業務が大停滞に陥…
2007年10月15日同友時評自治体の企業誘致政策をどのように考えるか ~企業誘致政策の限界と今後の方向 「中小企業憲章」をめぐる議論の中で、いくつかの議論を深めるべき課題がありますが、企業誘致をどう考え、位置づけるかというテーマもその1つです。 同友会が中小…
2007年9月15日同友時評客観評価の「安全」と主観判断の「安心」のズレ~「安心」優先の日本社会にひそむ落とし穴 今年の中同協総会議案の第2章では、日本の中長期的な課題を、「持続可能」、「公正・共生」、「安全・安心」、「環境創造」の4つのキーワードから考えることを提起し…
2007年8月15日同友時評ヨーロッパの規制政策のめざすもの~欧州の「規制帝国」としての顔 先日、ヨーロッパの環境規制に関する講演会を聴講。会場の日経ホールは満席で、この問題への関心の強さが伝わってきました。 講演会は、欧州連合(EU)が、昨年の…
2007年7月15日同友時評地域の停滞を打破する地方自治の拡充を~何のための道州制の導入なのか 自民党の道州制調査会は6月、今後8~10年後をめどに現行の都道府県制度を廃止して道州制に完全移行することを柱とする中間報告を発表し、安倍首相に提出しました。…
2007年6月15日同友時評相互扶助精神の新たな再興を~マネーの論理に巻き込まれない金融への期待 昨年の「規制改革・民間開放推進会議第3次答申」では、「協同組織金融機関(信用金庫・信用組合)が果たすべき今日的な役割を踏まえ、その業務及び組織の在り方につき…
2007年5月15日同友時評地域と企業間取引の分析に本格的に踏み込む~『2007年版中小企業白書』を読んで 「2007年版中小企業白書」は、第1部「中小企業の動向」、第2部「地域とともに成長する中小企業」、第3部「経済構造の変化にチャレンジする中小企業」の3部で構…
2007年4月15日同友時評国民の環境保全基地としての山村~消えゆく日本の原風景と自然を守ろう 山間の集落が人口激減と高齢化で生活を維持することができなくなり、集落から全員が退去する際、最後にだれもお参りする者がいなくなる鎮守の神様を焼き払い、集落を閉…