2007年3月15日同友時評進化する中小企業振興基本条例に学ぶ~自治体間の政策競争を促そう 本紙3月5日号の「円卓」でも紹介されていますが、中小企業振興基本条例制定の動きが県レベルで活発です。千葉県や京都府の条例は、本号が読者の手元に届くころには成…
2007年2月15日同友時評ファミリービジネスは世界の主流~同族会社「悪者」論をただす 2007年度の税制改正で同族会社に関する重要な改正措置がありました。ひとつは、中小同族会社(資本金1億円以下)に対する留保金課税制度の撤廃です。この制度は、…
2007年1月15日同友時評「何のための成長か」を考えるモノサシを~元旦の新聞各紙の社説を読んで 元旦社説は新聞各社のジャーナリズムとしての基本姿勢を表明する場です。今年もさまざまな角度から論じられていますが、次の4つに共通点を整理できます。 第1は、…
2006年12月15日同友時評中産階級の貧困層への大移動が起きる!?『超・格差社会アメリカの真実』を読んで 2006年の流行語大賞のトップテンに入った「格差社会」。この言葉をめぐってさまざまな議論が交わされ、書籍の出版も相次ぎました。所得格差の拡大や階層化、教育の…
2006年11月15日同友時評人間としての平等の希求へ~中同協・第13回障害者問題全国交流会に参加して 10月に福岡で開催された第13回障害者問題全国交流会(中同協主催)に参加し、さわやかな衝撃と深い感銘を受けました。「本当は何もわかっていないんじゃないか」と…
2006年10月15日同友時評住宅関連産業、地方経済の衰退加速と消費税~住宅産業では消費税率アップで税収減という矛盾 安倍内閣が成立し、内政や外交がどう変化するのか注目されますが、経済の注目点の1つである消費税率の引き上げ問題では「税制改革の本格的、具体的な議論を行うのは来…
2006年9月15日同友時評「売れない時代」の決め手は「時間」~「時間の消費」に向かう日本社会 今、日本の自動車産業は好調ですが、今年の中同協第38回定時総会議案は、「しかし一方、国内での販売台数(05年)は585万台と90年の4分の3。『景気が良くな…
2006年8月15日同友時評小さな実践でも大きな成果に合流する~ミクロの行動がマクロの社会変化を促す 中小企業憲章の学習会で、「中小企業憲章が経済や社会、文化、教育など広い分野にわたる大きな問題を考える必要がありそうだということはわかるし、自社の経営課題と憲…
2006年7月15日同友時評企業発展の鍵は失敗に学ぶ社風~同友会例会で「失敗」から学ぶ意義を考える たまたま目にした論文(石坂庸祐「エクセレント・カンパニー論の本質」『九州共立大学経済学部紀要』2006年3月)に興味を引かれました。本論文の結論を先回りして…
2006年6月15日同友時評中小企業の販路確保へ助っ人あり!~自治体での「新事業分野開拓事業者認定制度」の導入を促そう 中同協は、今年も『2007年度国の政策に対する中小企業家の要望・提言』をまとめ、要請行動を行いました( >> 参照記事はこちら)。各党の国会議員…